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①催芽
浸種後、出芽までの期間を短くし、一斉に出芽させるために、種籾を加温して催芽します。最適温度は28~30℃で、10~12時間でハト胸状態にします。芽が1mm程度に出そろったらは種します。
催芽を行なった籾は、は種後に日照不足や低温に遭っても、出芽の遅れや、ばらつきが少なくなります。
②は種
「カルネッコ」などを箱底に敷き、床土を2cmの深さまで入れ表面をならします。
は種直前に十分潅水した後、カビを予防するため「タチガレエースM液剤」1,000倍液を1箱当たり0.5ℓ潅注します。
催芽籾を1箱当たり180g程度は種します。厚まきすると葉や根が細く、軟弱苗となり活着が悪くなります。
は種むらは植え付け本数がばらつき、欠株が多発するため均一にまきましょう。
覆土は、籾が隠れる程度(厚さ5mm)にします。覆土が厚過ぎると出芽が遅れ、不ぞろいとなるので、ふるいを利用して均一にします。
覆土後に潅水や薬剤の潅注を行なうと、表面の土が締まり、発芽不ぞろいや根上がりの原因となるため気を付けましょう。
③育苗箱設置~出芽
箱を並べる面に凹凸があると水の吸収にむらができるため、床面を平らに整地し、箱と床面を密着させます。育苗箱を置く場所へは、2~1日前に十分潅水しておきます。
水田に設置する場合、雨で育苗箱の上まで水位が上がる場所は避け、必ず排水溝を設けます。
④育苗管理(トンネル育苗)
保温・遮光資材で密閉し、28~30℃で管理します。芽が出そろったら、潅水を行なって、苗が持ち上げている土を落とし、籾が出ているところへは土を入れます。
苗が2cmに伸びたら日中にトンネルの換気を行ない、緑化を始めます。緑化の作業が遅れると徒長苗になります。初めてトンネルを取るときは、急に強い光に当てると、苗が白化するので、夕方や曇天時に作業をします。
緑化中は昼間20~25℃、夜間15~20℃を目標にし、乾燥したら午前中に潅水します。さらに苗が伸び、第1葉の下が3cmになったら、硬化を行ないます。日中は完全にトンネルを取って外気に慣らします。ただし、夜温が下がるようなら夜間だけトンネルをしましょう。田植え1週間前からは、保温資材を完全に取り除いて外気に慣らします。潅水は通常、午前中に1回を基本に、晴天日は数回行ないます。ただし、夕方4時以降の潅水は根張りを悪くするため、なるべく控えます。
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○春夏野菜の植え付け
果菜類の植え付け適期です。地温確保のため、植え付け前日に植え穴に十分潅水し、必ず浅植えします。
また、定植時には初期の害虫防除として「アドマイヤー1粒剤」を植え穴へ1~2g入れ、土壌混和します(登録作物を確認して使用する)。
植え付け後、仮支柱を行ない、風などで株元が動かないように固定します。
定植後は、「テクテクネオ」や「テクテクネオキャップ」で2~3週間保温します。
植え付け後、夕方に多少しおれがある程度では潅水を控え、翌日の朝たっぷりと潅水します。夕方に潅水すると根張りが悪くなります。
○春夏野菜の整枝・誘引
果菜類は、日当たりが悪いと病気や害虫が増えたり、収量が減ります。余分な枝葉や子づるは早めに取り除きましょう。
キュウリは、初期に主枝の生長を促すため、5節までは子づるや雌花を取り除きます。
トマトはわき芽を全部取り除き1本仕立てにします。
スイカは、親づるを6節で摘芯し、生育のそろった子づる4本を仕立てます。
ナス、ピーマンは3本仕立てにします。株元に出てくるわき芽はすべて取り除きます。
| ●トマトの誘引 |
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●ナスの整枝 |
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<誘引>
茎が太るのに支障のないようにゆとりをもたせて8の字に |
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| ○ |
× |
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○サトイモの定植
低温に弱いため、遅霜の心配がなくなる5月上旬に定植をしましょう。
土づくりは、生育期間が長いため、堆肥施用の効果が高い作物です。「牛ふん堆肥」を1a当たり250kg施用します。
基肥は、「福山やさい有機189」を1a当たり15kg施用します。畝幅90cm、株間30~45cmの間隔で植え付けします。覆土は、種イモの上に10cmくらい行ないます。
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○イチジクの新梢管理
枝が多いと着色、肥大は悪く、葉ずれなどで外観は著しく低下します。1㎡当たり4~5本程度残るように、新梢を間引きます。
太枝を切った部分から枝が伸びる場合がありますが、数年後を見据え、更新枝として活用できます。樹勢を落ち着かせ、効率よく日を当てるため、ねん枝、誘引を徹底します。また、展葉10枚前後に未展葉部分を摘芯します。
その後発生する副梢は随時、芽かきをします。
○カキの摘蕾
摘蕾は開花1ヵ月前から開花前に行ないます(5月上中旬)。摘果よりも作業性がよいため、摘蕾を中心に果実の間引き作業を行ないます。
1結果枝に1~2花蕾程度を残します。新梢中央あたりのヘタの形が整った大きい蕾を残します。残す蕾は日焼けしにくい下向き、または斜め下向きの蕾です。早期の摘蕾は生理落果を抑制する効果もあります。
また、遅れ花は再度園地を見回って摘蕾します。
●カキの着蕾状況と摘蕾(概略図)
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○摘果(モモ、スモモなど)
・モモ
予備摘果は満開後20~30日ごろ行ないます。上向き果は優先的に落とし、結果枝の長さを目安に行ないます。
花粉が多い品種や生理落果の少ない品種は最初に取り掛かります。
仕上げ摘果は満開50日後ごろから行ないます。残す果実は縦長で形のよいものとし、傷果、変形果、双胚果は生理落果しやすいため摘果します。
・スモモ
生理落果の少ない品種(ソルダムなど)から始め、生理落果の多い品種(サンタローザなど)は最後に行ないます。
●スモモの摘果程度
中玉品種
(大石早生など) |
1短果に1果
(着果間隔6~8cm) |
大玉品種
(サンタローザ・ソルダムなど) |
短果枝群3~4芽に1果
(着果間隔8~10cm) |
極大玉品種
(太陽・貴陽など) |
短果枝群10cmに1果
(着果間隔10~12cm) |
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○柑橘の管理
・開花期防除
訪花昆虫、灰色かび病、黒点病の防除期となります。
開花期(ミカン5~8分咲き)、「ダントツ水溶剤」4,000倍に「ストロビードライフロアブル」3,000倍を混用して防除します。
今年は成りの薄い樹が多く、開花期間が長くなることが予想されます。数少ない果実をきれいな状態で収穫するためにも開花状態や天候を見極め、必要に応じて追加散布します。
・夏肥の施用
夏肥は、吸収効率がよいのが特徴です。5月下旬に「ひろしまフルーツ元気188」を10a当たり100kg程度、施用します。ただし、施用時期が遅れたり、量が多過ぎると、果実の品質低下や着色遅れを招きます。
・温州ミカンの結実対策
少ない花を生理落果で落とさないようにするためにも、春芽、果実の緑化を促進させることが必要で、落弁期に「葉面マグ」+「尿素」(いずれも600倍)を散布します。
また、開花期前後に花周辺の強い新梢や覆いかぶさった枝を除去することで、養分競合を抑え着果率を高めます。
ただし、軽い間引きにとどめましょう。
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○バラ(北部版参照)
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①基肥
普通~粘質田でコシヒカリを栽培する場合は、10a当たり「苦土重焼燐」20kgと「コシヒカリ884」40kgを散布します。
砂質田や秋落ち田では、「コシヒカリ884」を基肥で35kg、追肥で10kg散布します。
一発肥料は10a当たり「JA福山市コシヒカリ」40kgを散布します。
側条施肥田植え機を使用して田植えをする場合は、基肥を1~2割減にしてください。
倒伏しやすいほ場では、10a当たり一発肥料の「楽一20W」を30kg施用します。
この肥料は、倒伏軽減剤が入っているため、稲の稈長を短く抑え、安心した米作りを行なうことができます。
ただし、散布むらを起こさないため、側条施肥田植え機を使用します。
②田植え
「ツインターボフェルテラ箱粒剤」は、ウンカや葉いもちなど初期病害虫を長期間抑えます。田植えの2~1日前に育苗箱1箱当たり50gを均一に散布して潅水し、苗床にしっかり付着させておきます。
★除草剤(各種1キロ粒剤)と間違えないこと。
1坪当たりの植え付け株数は、60株が基本です。
ただし、標高の高い高冷地では70株程度になるように田植え機を調節します。
1株当たりの植え付け本数は3~5本とします。
●植え付け本数
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③除草剤の使い方
初期・一発除草剤は、雑草が発生する前または、大きくならないうちに使用することが効果を高めるコツです。
また、必ず水深5cm以上の湛水状態で均一に散布します。1週間は湛水を保ち、落水、かけ流しは行ないません。
置き苗、活着不良苗、散布後の挿し苗などは、薬害が発生しやすいので注意します。
・体系処理
雑草多発田では、移植直後(ノビエ1葉期まで)に初期除草剤の「サキドリEW」を散布し、「テラガード1キロ粒剤」「パットフルエースLジャンボ」「イッテツフロアブル」などを田植え14~23日後を目安に散布します。
特にクログワイが多いところでは、初期剤として「スウィープフロアブル」を使用します。
・一発処理(普通田)
一発処理剤を田植え後に散布することにより、長期間雑草を抑えることが可能です。
★箱処理剤と間違えないこと。
・省力処理(水もち良好田)
ジャンボ剤は、畦畔からパック等のまま投げ込みます。パックが溶けないように乾いた手で扱います。
フロアブル剤も畦畔から散布できますが、幅30m以上の水田では、中に入って散布します。
ジャンボ剤やフロアブル剤は、水の力で成分が水田全体に広がるため、水もちの悪い水田や藻や浮き草が多発生している水田では効果が劣ります。田面の20%以上を藻や浮き草が覆っている場合は使用しないか、雨が降った後などの水面がきれいな時に使用します。
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○春夏野菜の植え付け
●テクテクネオキャップ
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果菜類の植え付けが始まりますが、苗が根付くには最低気温10℃以上が必要です。霜の心配がなくなるまで定植しないか、トンネルやキャップ、「テクテクネオキャップ」などで防寒します。
植え付けは畦立てを行ない、前日までに植え穴へ十分潅水します。
マルチなどで被覆して地温を上げてから植え付けます。
植え付け時の潅水は地温を下げるので行ないません。
○病害虫の防除
苗の植え付け時に「アドマイヤー1粒剤」を植え穴に散布し、アブラムシなど初期の害虫を防除します(登録作物を確認して使用する)。
○オクラのは種
オクラは高温を好み移植を嫌うため、5月中旬に直まきをします。1昼夜水に浸してまきます。
基肥に「福山やさい有機189」を1a当たり14kg施用します。
は種は、畝幅150cm、株間30cmの2条植えにします。
1ヵ所に4~5粒まいて、本葉が出始めたら2本になるように間引きます。
○ハクサイの定植
近年、根こぶ病が多発しています。予防としては、石灰を施用し土壌をアルカリ性にすることで、菌の活動を鈍くすることもできます。
多発地では薬による防除を行ないます。定植時に「オラクル粉剤」を1a当たり20kg作条土壌混和することで高い効果が期待できます。
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○新梢管理
・芽かき
枝数が多過ぎる(新梢の密度が高い)と日当たりや風通しが悪いため、病害虫の被害果や着色不良果が増え、さらには成熟期も遅れてしまいます。
込み合っている枝を間引き、太枝の背面から出た枝、徒長枝、下垂枝などの不要な枝は、早めに取り除きます。
ただし、太枝の日焼けが心配される部分の内向き枝は、日よけに利用します。
●芽かきの位置
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・ねん枝・誘引
植物の生長には栄養生長と生殖生長があります。樹勢が強く、枝葉の生長が旺盛な樹は、栄養生長型で、果実の着色不良や成熟期が遅れ、品質は悪い傾向にあります。
このため、よい果実を取るために樹勢を落ち着かせ、生殖生長型の樹作りを目指します。
日照条件を改善し、樹形を整えるため、枝を水平方向に寝かせ気味にねん枝(新梢の基部をひねる)したり、必要に応じて「マイカー線」などを使い誘引します。
●ブドウの管理
・新梢管理・花穂整形
展葉枚数9枚を目安に、新梢を棚面に誘引します。誘引することで、花穂の発達を促します。
花穂の状態が判別できるようになったら、1新梢1花穂に整理します。
花穂は肩の部分から車を落とし、目標とする大きさにします。
ピオーネは開花始めに花穂の先端約3cmを目安に整形します。
結実安定のため、房先の展葉8枚を確保し、必ず摘芯を行ないます。
●花穂の切り込み
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・病害虫防除
開花前に花穂がばらけ始めると、早ければ灰色かび病の発生が始まります。早めの予防を心掛けましょう。
昨年は開花前から入梅となり、灰色かび病の被害を受けて、減収の要因の一つとなりました。連続した降雨が予想される場合は、追加防除を行なうとともに、花かす落しを徹底します。
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○バラ
・花の管理
●花がら摘み
| 開花後、(A)または(B)で切る。 |
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大輪咲き品種には、1枝に多くの蕾を付ける品種がありますが、大きな花を咲かせるには、1枝で1番上の蕾と他2個くらいを残し、後はかき取ります。
花がらは小まめに切ります。特に房咲き品種は早めに切り、脇の蕾もしっかり咲かせましょう。
・春苗の植え付け
春苗の植え付けは、遅霜の心配がなくなったころが適期です。春苗は接ぎ木して半年足らずしかたっていないため、枝を持ち上げようとすると、接ぎ木部分が外れてしまうことがあります。必ず根鉢を持って移動します。
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