管内4会場で農業塾がスタート農業塾開講式で決意表明をする定藤さんJA福山市は4月16日から、地域農業の担い手育成を目的とした農業塾を、管内4会場でスタートしました。今年は104人が入塾し、JA営農指導員を講師に、月1回の講義や実習を通じて野菜や果樹などの栽培基礎を学びます。5月1日に開講した神辺・駅家・府中会場では、塾生を代表して定藤一夫さんが「基礎知識をしっかりと習得し、安全でおいしい農作物を栽培したい」と意気込みました。フェスタを初開催しアスパラガスの魅力を発信旬を迎えた特産アスパラガスを買い求める来場者新市アスパラガス生産出荷組合は4月19日、新市支店敷地内で「新市アスパラガスフェスタ2025」を開きました。フェスタは、福山市特産のアスパラガスの魅力を広くPRしようと、同出荷組合が初めて企画したものです。JA職員や福山北地域女性部、地元住民らが協力して、直売や、天ぷら、ピザなどの加工品を販売。選果場の見学なども行い、多くの来場者が訪れました。千田支店がふれあい祭り開き地域住民と交流深める新鮮野菜を販売する運営委員会のメンバー㊧千田支店の支店運営委員会は4月20日、協同活動の一環で、ふれあい祭りを開きました。当日は、多くの来場者でにぎわう中、日ごろの感謝を込めて先着100人にマーガレットとペチュニアの苗をプレゼント。また、同委員会のメンバーが地元産の新鮮野菜や福山市千田町産の米を販売したほか、焼き芋などの各種屋台やビンゴゲームで祭りを盛り上げました。地域住民が届ける手作り作品が川口支店の窓口を彩る一つ一つ丁寧に作られた作品を鑑賞する来店客川口支店では、地域の利用者から届けられる手作りの作品を窓口に展示し、来店客を楽しませています。作品は、福山市西新涯町の清水典子さんが四季折々に合わせて制作したもの。4月下旬には端午の節句にちなんで、ちりめんで作られた色とりどりのこいのぼりの吊るし飾りが来店者を迎え、窓口に彩りを添えました。栽培技術を次世代へ 「ぶどう塾」に15人が入塾マスクと眼鏡を着用して防除液を吹き付ける塾生福山市ぶどう生産販売組合は3月19日、担い手を育成する「ぶどう塾」を開講し、15人が入塾しました。同月26日には、福山市瀬戸町にある研修園で塾生が防除作業を体験。農薬の正しい使い方や防除のポイントなどの説明を受け、風向きを考えながら幹や枝に防除液を丁寧に吹き付けました。来年3月まで、ブドウの生育に合わせて管理を続け、栽培技術を身に付けます。旧駅家支店を使用して芦品消防署員が災害訓練旧駅家支店内の金属扉を破壊する芦品消防署員福山地区消防組合芦品消防署は3月22日と23日、解体予定の旧駅家支店を使用して消防訓練を行いました。訓練は、当JAが消防署からの依頼を受けて、地域貢献の一環として快諾したものです。2日間で14人が、火災や災害現場を想定して建物内部に取り残された人の救出をしたり、開かなくなった金属扉をエンジンカッターで壊したりするなど、現場を想定した訓練を実施しました。(株)岳山協営(だけやまきょうえい)が農作業受託で地域を支える水稲の管理にいそしむ栗田社長(前列左から3人目)と社員府中市斗升町にある(株)岳山協営は、地域住民から農作業を受託し、農業の維持・発展に貢献しています。同社は、後継者不足により増加する休耕田の田植えや稲刈り作業を請け負い、現在約7haの水田を管理。また、4月上旬からは育苗に取り組み、6月中旬まで生産者へ苗を送り届けます。栗田国光社長は「これからも農業を通じて、地域を守っていきたい」と話しました。沼南高校の生徒が農作業事故をVRで体験VRで農作業事故を疑似体験する生徒ら広島県立沼南高等学校は4月23日から25日にかけて、農作業時の安全意識向上を目的に、仮想現実(VR)を活用した授業を行いました。園芸デザイン科の生徒50人が参加し、乗用型トラクターの転倒や刈払機の誤操作による事故など8種類を体験。同科3年生の神原晴磨さんは「映像がリアルで怖かった。機械を使うときは気を付けたい」と話し、事故の予防について学びました。