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ごあいさつ

身近で親しまれるJAを目指して
代表理事組合長 占部 浩道
   代表理事組合長 占部 浩道
 組合員の皆さまには、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
 平素は、JA福山市に対しまして格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
 さて、我が国経済は、コロナ禍の3年間を乗り越え、半導体の供給制約の緩和等に伴う輸出の増加やインバウンド需要の回復等から外需がけん引し、改善しつつあります。また3月には、日銀が異次元の金融緩和策であるマイナス金利政策の解除を決定するなど、金利・為替の動向が一段と注視される状況にあります。加えて、今後を見通すうえでは、賃金や物価の動きや中東・ウクライナ情勢の緊迫化などによる海外経済の動向が注目されるところです。
 また、農業を取り巻く環境では、高齢化や農業従事者の減少による担い手不足、耕作放棄地の増加に加え、生産資材の価格高騰・高止まり、激甚化する自然災害による被害など、農業の継続に関わる深刻な課題が山積しています。農業政策においては、食料の安定供給や農業の持続的な発展に向け、四半世紀ぶりとなる「食料・農業・農村基本法」が改正されるなど、食料・農業を取り巻く情勢は大きな転換期を迎えています。
 このような情勢の中、JAグループ広島では、「持続可能な農業・地域共生社会の未来づくり」をテーマに開催した第29回JA広島県大会において、10年後を見通した「めざす姿」の実現に向けて、3つの基本目標(農業者の所得増大・農業生産の拡大・地域の活性化)を決議し、組合員との対話運動を通じた不断の自己改革に取り組んでいます。
 当JAでは、これを踏まえ、中期3か年計画及び第四次JA福山市地域農業ビジョンの達成に向け、総合事業を展開してまいりました。
 令和5年度の農業振興においては、肥料価格が高止まりする中、農家組合員の生産コストの低減に貢献するため、昨年度に続き、農業振興積立金を活用した支援策を実施しました。
 生活指導においては、組合員同士の交流を図り、健康で豊かな暮らしづくりを目指し、「JA福山市杯グラウンド・ゴルフ大会」を新たに開催しました。
 また、コロナ禍で自粛していました農業祭を各地域で開催し、農産物の紹介・販売を通じて、地域住民との関係強化や農業生産への理解醸成に努めました。
 また、職員教育においては、JAの根幹である「農」の知識を身に付けるため、新入職員は子会社のJAファームふくやまで農業の基本を学び、ライフサポーターはブドウやトマト、ホウレンソウの生産地に出向き、生産者と農作業を行う農業体験研修に取り組んでいます。
 こうした取組の結果、令和5年度は計画を大きく上回る成果を実現することができました。これもひとえに組合員の皆さまの絶大なるご理解とご協力の賜と深く感謝申し上げます。
 中期3か年計画の最終年となる令和6年度も、農業・地域・JAが劇的に変化する新時代に対応していくため、組合員とともに不断の自己改革を実践してまいります。
 今後ともより信頼され「身近で親しまれるJA」を目指して、役職員一丸となって全力を尽くしてまいりますので、一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。
2024年7月
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