和牛飼育
〈福山和牛改良部会〉
小島 慎平(おじま しんぺい) さん(34) 福山市沼隈町
小島さんは、牛舎4棟で繁殖牛70頭、子牛20頭を管理し、三次家畜市場で開かれるせりに向けて日々の世話に励んでいます。
繁殖農家として母牛に寄り添い、命を育むことにやりがいを感じながら、一頭一頭の子牛と向き合っています。
繁殖農家として母牛に寄り添い、命を育むことにやりがいを感じながら、一頭一頭の子牛と向き合っています。
就農したきっかけは?
20年前に父が和牛を飼い始め、そのころから世話を手伝っていました。
5年ほど経ち、規模を拡大するため飼育頭数を増やしたことをきっかけに、「自分も本格的に和牛を育てよう」と、繁殖農家になることを決意。家畜人工授精師の資格を取得し、現在は父と妹と3人で飼育に取り組んでいます。
5年ほど経ち、規模を拡大するため飼育頭数を増やしたことをきっかけに、「自分も本格的に和牛を育てよう」と、繁殖農家になることを決意。家畜人工授精師の資格を取得し、現在は父と妹と3人で飼育に取り組んでいます。
飼育のこだわりは?
分娩の介助をするときは、産まれてくる子牛に万が一のことがないよう、特に気を遣っています。
親牛、子牛ともに異常がないか、常に状況を確認しながら出産を手助けしているので、無事に産まれたときはホッとすると同時に、とてもうれしい気持ちになります。
また、子牛が健康に育つよう、体調を観察してミルクの量を調節するなど、日々の健康管理に努めています。
親牛、子牛ともに異常がないか、常に状況を確認しながら出産を手助けしているので、無事に産まれたときはホッとすると同時に、とてもうれしい気持ちになります。
また、子牛が健康に育つよう、体調を観察してミルクの量を調節するなど、日々の健康管理に努めています。
みなさんにメッセージを!
手塩に掛けて育てた子牛が肥育農家のもとへ行き、「良い牛だった」と喜んでもらえたときは、格別な思いがします。
これからも、さらなる品質の向上を目指して、部会のメンバーと一層連携していきます。
また、勉強会や視察などを通じて情報交換を積極的に行い、大きく元気で育てやすい子牛を多く届けていきたいです。
これからも、さらなる品質の向上を目指して、部会のメンバーと一層連携していきます。
また、勉強会や視察などを通じて情報交換を積極的に行い、大きく元気で育てやすい子牛を多く届けていきたいです。
あれこれ

繁殖農家は、繁殖用の牛を飼育し、子牛を産ませる役割を担っています。タイミングを見極めて人工授精を行い、親牛の妊娠後から出産までの約10ヵ月間と、分娩のサポートをします。そして、産まれた子牛を約9ヵ月間育て、肥育農家へ送り出します。
肥育農家は、その子牛を大きく育て、市場に出荷するまでの役割を担います。
当JA管内では、小島さんが所属する「福山和牛改良部会」と、神石高原町が誇るブランド牛「神石牛」を育てる「神石高原町和牛改良組合」の生産者が和牛の世話に励んでいます。
肥育農家は、その子牛を大きく育て、市場に出荷するまでの役割を担います。
当JA管内では、小島さんが所属する「福山和牛改良部会」と、神石高原町が誇るブランド牛「神石牛」を育てる「神石高原町和牛改良組合」の生産者が和牛の世話に励んでいます。